2020年東京オリンピックカヌー競技地変更!

2015年02月28日

葛西臨海公園は当店の東京サイクリングツアーのコースの一部ですが東京オリンピックカヌー競技の会場建設地にもなっていました。渡り鳥が何万羽も越冬するここに会場を建設する事に反対する都民や自然保護団体が会場変更に向けて頑張っておられました。その甲斐あって今日国際オリンピック委員会で会場変更が承認されました。
私は自転車で葛西臨海公園内をサイクリングさせていただいているだけですが沼地では葦などに水生の虫や小魚が跳ね、それを狙ってカモ、オオバン、サギ等が水面を眺めています。それを見ていると不思議と小魚が美味しいものなのか試したくなってきます。「あー、自分は生態系ピラミットの底辺ではないな。」という誇りが湧いてきます。
今度は双眼鏡を覗くと沼地を挟んで遠く木の枝には鷹の仲間のノスリが鋭い眼で獲物を狙っています。離れたとこから見ているのですがあちらは人間の何倍もの視力を持った猛禽類。こちらの動きに反応するかのように眼が合う気がするのですがこちらも双眼鏡で覗いているのでヤツと近い距離でにらみ合っている感じがして結構ビビります。
完全に獲物となった気分です。動けません。今度は葛西臨海公園という狭い中の生態系のピラミットで頂点になれない自分が情けない気分になってきます。
そんなこんなで毎回自転車でとぼとぼと帰宅の途につきますが、いつも思うのは数十年かけて作り上げた生態系をたった数日間の競技の為に壊すのは残念だなぁと思っていました。


そんな思いも今日まで。カヌー競技は葛西臨海公園に隣接する葛西水再生センターの敷地内に設けるようです。外国人客も沢山くるだろうしオリンピック自体は大歓迎なので週何回もサイクリングしている場所にできるカヌー競技を観戦しに行きたいですね。

当面の目標はノスリとのガン飛ばし対決に勝ってピラミットの頂点に君臨したい・・・なんて事を意気揚々と考えながら今日も自転車で葛西臨海公園へ向かおうと思います。

いかれた事のない方も是非一度足を向けてみてください。きっと競技地変更にホッとするとともにノスリに睨まれて動けなくなるでしょう(笑)