ネイチャーツアー実はたけのこ狩りサイクリングツアーの下見に千葉へ!
2015年04月01日
先日、東京サイクリングツアー&レンタサイクルの新規格構想中のたけのこ狩りサイクリングツアーの下見で協力して頂いた友人と娘のそらちゃんの3人で千葉市へ行ってきました。
ツアーの行程は千葉駅を出発して市街地⇒住宅地⇒田園地帯へと走り抜ける14Kmで初心者の方も楽に参加できるコースとなっています。
が・・・言わずものがな千葉市は千葉県の県庁所在地、駅前に立つとかなりの都会ぶりです。道路も整備され広く自転車も安全に走行できます。これがまさかのネイチャーツアーになるとは嬉しい誤算でした。
雲ひとつない青空の元、千葉駅を出発です。スポーツバイクが初めてという小学5年生のそらちゃんも自転車に慣れ始めた頃、第一のサプライズがやってきました。然るべき場所にいる山羊には感動もしませんが住宅地に流れる川の草を食べている山羊にはビックリしました。人間にも慣れているのかそらちゃんの手から上手に葉っぱを食べていました。山羊のおかげで三人のテンションもアゲアゲです。
草でお腹いっぱいの山羊と別れ、人間は草という訳にはいかないので千葉県各地の名産特産とおいしいパンのお店がある「房の駅」でそらちゃんにパンを恵んでもらいつつ腹ごしらえ。もちろんこちらもコースに組み込みますのでお土産を買われてはいかがでしょうか。
お腹も満たされ道中を進んでいると畑の中の水溜りにおびただしい数の黒い影が。気持ち悪いので見なかった事にして通り過ぎようとしたところ友人が「ストーップ!」。渋々引きかえし水溜りを覗いてみると数百匹の生まれたばかりのオタマジャクシが元気に泳いでいました。それを見ていた私は元気なオタマジャクシとは逆に気持ちが萎えてきます。萎えるのは私だけで十分なので写真のアップはやめておきます(笑)
これを起爆剤に住宅街+雑木林で野生(?)の動物のオンパレードです。振り向くと金網で覆っている道脇の排水溝には金魚の群れ。暫く進むと同じ排水溝にカモのつがい。永遠と続く金網で覆っている排水溝にどこから入ったんだ!?たくましく生息する動物を見てこれが千葉の県庁所在地なのかと錯乱しながら進むと林の中でカサッという音に目を凝らすとキジのつがいが戯れています。もうなんでもありです。昔千葉の山道で野生化したクジャクが道路を横切った様を見たので千葉は何でもありと思う事にします。そんなこんなでどんどん進んでいくと日本人のDNAのに刻まれている原風景が広がるこれぞ日本の里山という景色が広がります。その中で本当に気持ちのいいサイクリングができました。橋が見えてきたので川を覗くまでもなくどうせびっくりするものが泳いでるだろうと思いながら覗きこんでみるとなんと逆にびっくり、普通でした。鯉が普通に群れとなって泳いでいました。かなり大型化していましたが(笑)
この時期の里山サイクリングは空気感、自然の匂い全てが最高です。遠くに菜の花畑、桜や青い空。黄、緑、ピンク、青のコントラストが見事です。都会からそう離れていない場所でこういった風景が見られるのは幸せだなと感じました。歳取ったのかな。
程よく疲れ頃、たけのこ狩りを行う場所へ到着しました。観光農園ではないので草が行先を阻む場所もありますが農家さんの手入れがすばらしく木々が間引きされていて土も柔らかく掘りやすい環境だと思います。農家さん曰く大きくなった筍でも柔らかく食べやすいそうです。隣接する公園にはアヒルやカモが生活している池やサイクリングロード、芝生広場もあるのでたけのこ狩りに飽きたら散策してください。癒されますよ。時期的にぎりぎりですが近くにはいちご狩りができる場所もあるのでお子様連れの方は自転車で行ってみてもいいと思います。
そうそう、現地の川を覗くと今度はたぬきと思われる死がいが倒れていました。こんな自然の摂理もなかなか見れれないのでしばらく眺めていました。
千葉駅まで車を取りに一人で自転車で向かっていると林の中から「ガサッ、ガサッ」と大きな音が。やばい熊か!?と思うような大きな音でその物は草をかき分けて歩いてきます。逃げるようにペダルを踏み込んで振り返ってみるとなんとつがいの大型哺乳類でした。そう、野草を採っていた人間のおじいちゃんとおばあちゃん。何が出現してもおかしくないとはいえ一瞬身構えた自分に苦笑いの表情を浮かべ春の千葉を駆け抜けたのでした(笑)
このサイクリングツアーはたけのこの採り放題を予定しています。採りすぎたらご近所におすそ分けしてください。取れなかったらごめんなさい。野生の動物に演出を頑張ってもらいます。小学五年生の女の子でも無理なく楽しめたようで楽しい一日となりました。