レンタサイクルで東京湾一周にチャレンジ!

2015年03月17日

一昨日から昨日にかけてのレンタルのお客様。
社会人になる前にお仲間と自転車で一泊二日で東京湾を周る計画を実行するとの事です。
当店でレンタサイクルを乗り捨てされる方用に販売している小物三点セット500円(フロントライト、工具、ズボン裾バンド)をご利用頂いきましたが長距離を走るのでパンクが心配です。しかしスポーツバイク好きのお友達が一緒で交換用のタイヤチューブも持参しているとの事で安心して送り出させて頂きました。
あとは天気がもつ事を祈りながら・・・。
一日目は江戸川区から千葉方面へ向かい金谷フェリーに乗って神奈川へ。横須賀で一泊し二日目は鎌倉まで足を伸ばして東京まで戻ってくるという工程です。大体200Km程度でしょうか。スタートして千葉に入るとどこまでも続く海沿いの道に苦しめられたそうです。しかも若干の向い風。風はサイクリングにとって天敵です。まして永遠に同じ方向に向かう時の向い風は精神的にもこたえます。金谷での最終のフェリーは待ってくれません。コンビニに寄りつつ体力を回復して何とかフェリーに乗る事が出来たそうです。終始曇天で小雨も降ったものの金谷に着いた時には雲もとれ東京湾の夕日が美しかったとの事です。わかります、頑張って走った後の自然の演出は感動ですよね。
無事フェリーに乗ったのは良かったのですが、その時点で体力の限界にきていたにも関わらずその後に最大の試練が待ち受けてるとは・・・。
フェリーに乗って横須賀に到着した頃には日も暮れて真っ暗。ホテルに向かったもの永遠に続く坂の上だったそうです。
無常にもホテルに着くまでその坂を1時間半も上り続けたのです。
その後です、食事も終えて自室でのんびりしている私にお客様から電話があったのは。「自転車の乗り捨てって範囲はどこまでですか・・・?」失礼ですが声を聴いて「あかん、いっぱいいっぱいだ」と思いました。とりあえず大田区までは来て頂くと言うことでお迎えにあがりました。翌日は横須賀から鎌倉へ行ってそこから輪行(自転車を袋に詰めて公共交通で持ち運ぶ)して大田区まで来てくれました。ちなみに苦労して上った坂も下りは5分だったそうです(笑)
というお話をご自宅までの車の中でワクワクしながら聴かせて頂きました。

到着した時は思ったより体力も回復していたようなので安心しました。二日目は雨の中のサイクリングでしたが雨が無かったら東京湾一周を達成できたかもしれないですね。
あと、太ももとおしりが辛かったと言われていたので話を聞いてみたらシートを低くしてしまったそうです。シートを低くすると腕やペダルに体重が分散されにくくおしりに体重がかかるのでペダリング効率も悪くおしりも痛くなり体力も奪われてしまったと思われます。それでも1日で120Kmのサイクリングと実行力は素晴らしい事だと思います。条件さえ整えば絶対達成できると思いますのでまたチャレンジしてもらいたいです。

自分も東京湾一周サイクリングをやりたいと思っているものの歳を重ねて中々重い腰が上がらない自分が若い人のこういう話はワクワクするし励みになります。
またのご利用お待ちしております。