千葉・亀山湖へ紅葉サイクリングへ~猪突猛進編~

2016年12月14日

先週、お休みが取れたので12月とは思えない17℃の温かい陽光の中、千葉の紅葉の名所である亀山湖へ紅葉サイクリングを楽しんできました。
重量が軽くロングライドや坂に強いロードバイクを選択するのかロードバイクと比べると前傾姿勢が浅く周りの風景が見やすいクロスバイク(厳密にはフラットバーロードバイク)どちらを選択するか悩みましたが写真を多く撮るのと事前にコースを作成してみると意外と坂も穏やかという事がわかり今回はクロスバイクを選択しました。
房総の紅葉の見ごろは遅く、12月中旬まで楽しむことができます。
紅葉の季節の亀山湖に足を運ぶのは初めてで行く前から楽しみにしていました。
スタート地点の「亀山温泉ホテル」付近は大した紅葉もなく「あれ?」という感じでしたが湖畔をなめるように狭くくねった道を奥へ奥へ進んで行くとカーブを曲がる度に鮮やかな紅葉が目に飛び込んできます。静寂に包まれた山間の道も休日にもなるときっと渋滞するほど賑わうのだと思いながらゆっくりクロスバイクで進んで行くととても贅沢な気分に浸れます。この狭い道では車で来た場合ちょっと停まって写真を撮るなんて事はできません。自転車で楽しむ事で紅葉を見るだけでなく肌で晩秋(冬?)の空気を感じ、耳で葉の揺れる音や鳥の鳴き声を感じて自然の中で生かされている喜びを五感で大いに満喫してきました。

五感と言いながらあと二感足りないと思われるかと思いますがしっかり感じてきましたよ「亀山温泉郷 湖水亭 嵯峨和」の「いとこ鍋」で。
実はしし鍋を注文しようと思ったのですが匂いが気になり店員さんに「匂いは気になりますか?」と聞いたところ「ウチのは匂いはそんな・・・豚より歯ごたえがあります。初心者の方は猪と豚の肉を半分づつ使った”いとこ鍋”がおすすめです・・・」「ん?」ここで第四感、五感を飛び越えて危険を察知する私の第六感が働きました。匂いを訊いたのに歯ごたえに話をすり替えるあたり怪しいのでちょっと匂いが残るのだろうなと思いました。結局気になった場合豚だけを食べればよい「いとこ鍋」を注文しました。完全に守勢に回っていますが、しし鍋初心者なので第六感に任せるのは仕方のないところです(笑)
鍋が運ばれてくると生肉の状態では明らかに違う生き物の肉だと分かりました。豚はスーパーでみるように薄いピンクに対し、猪は野性味あふれる濃い赤色。獣そのものという感じです。獣肉を目の当たりにすると人間も獣に化す様で、獣臭くても喰ってやろうという気になるのは不思議なものです。勉強では気になった事も先生には訊かないタイプでしたが食に関しては気になった事は即聞く事をモットーにしているので伺ってみると近所の山で取った野生の猪の肉を使っているのだそうです。猟の季節になると里山に猪を狙う銃の音が響き渡る事もあるそうです。
そうこうしているうちに鍋がぐつぐつ言い出してくると湯気から味噌だれの良い香りが鼻をかすめていきます。あっさり四感目ゲットです。待ちきれず蓋を開けて普段食べ慣れた豚から口に運びます。安定の美味しさにホッとするのもつかの間、猪を口に運びます。感想を言うとしっかり歯ごたえがあり、味が濃く臭みが全く無かったですね。ぜんぜん美味しく五感目ゲットです。

ちなみに火を通すと分かりにくいですが写真上部の肉が豚、下部の肉が猪です。

お腹が満たされたので早速出発です。未だに理由は分かりませんがクロスバイクにまたがったところ、次の目的地「濃溝の滝」までの坂は猪突猛進で突っ走る事ができました。ホントに理由はわかりませんが・・・。
この「濃溝の滝」は最近千葉でにわかに有名になったスポットで平日にもかかわらず結構な人で賑わっていました。知らない方はウェブで検索してみてください。最も美しく撮れる早朝ではなかったので他の方が撮られたようには綺麗に撮れませんでしたが遊歩道もあり中々魅力的な所でした。休日は駐車場に入るのに長蛇の列になるそうですのでここもやはり自転車で行くには持って来いの場所ではないでしょうか。

今回養老渓谷にも足を延ばす予定でしたが土砂崩れで通行止めとなっており行くことは叶いませんでした。
また亀山湖でボートを借りて湖面から紅葉を楽しむ予定でしたが午後から風が強くなり一気に気温が一桁になるという急展開でこの予定も叶いませんでした。
楽しい事は次回に取っておくのも良いでしょう。また来年行けたらいいなと思います。

来年の紅葉サイクリングは東京サイクリングツアー&レンタサイクルで。坂道を猪のように一気に駆け上がりたいのならロードバイク、より紅葉を楽しみたいのであればクロスバイクがおススメです。
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